非連続な成長をどう考えるか? 名和高司氏が語る「10X思考」とは
非連続な成長をどう考えるか? 名和高司氏が語る「10X思考」とは
ロジカルシンキングは、ビジネスにおける思考の基本です。しかし、現実の経営や社会では、さまざまな要素が複雑に関係し合い、単純な因果関係だけでは捉えきれないことがあります。
では、論理的に考える力を土台に、さらに思考を進化させていくには、何が必要なのでしょうか。
京都先端科学大学教授、一橋ビジネススクール客員教授の名和高司氏が提唱する「10X思考」は、思考の空間的な広がりと時間軸に着目し、異次元の成長を考えるアプローチです。
2026年11月の無料公開講座では、その基本となるシステムシンキングを中心に、新しい思考のあり方を解説します。
論理的に答えを導くだけでは捉えきれない現実
ロジカルシンキングは、物事を整理し、筋道を立てて答えを導くために欠かせません。また、デザインシンキングのように発想を広げることも、新しい可能性を考える上で重要です。
一方、現実の経営では、さまざまな要素が複雑に関係しています。
例えば、人材への投資が組織や社会にどのような影響を及ぼし、それが将来の企業価値とどう結びつくのか。必ずしも一つの原因から一つの結果が生まれるわけではありません。
こうした複雑な因果関係を読み解く考え方が、システムシンキングです。名和氏は、ロジカルシンキングからデザインシンキング、さらにシステムシンキングへと思考を進化させることの重要性を説いています。
「開放系」と「非線形」で考える異次元の成長
10Xとは10倍、すなわち一桁上の成長を意味します。名和氏が10X思考のキーワードとして挙げるのが、「開放系」と「非線形」です。
「開放系」は、自分の空間が一つに限定されず、関係性が広がっていくこと。「非線形」は、これまでのような直線的な成長ではなく、非連続な成長を捉える考え方です。
私たちは日々、現在の事業や組織、これまでの経験をもとに将来を考えています。しかし、空間的な広がりや時間軸を変えて捉えることで、従来とは異なる可能性が見えてくるかもしれません。
講義では、企業経営や地域創生などの事例を交えながら、複雑な関係性を読み解くことが、新たな価値の創造にどうつながるのかを考えていきます。
AI時代に磨くべき「インサイト」と「フォーサイト」
AIの進化によって、情報の分析や処理だけでなく、人間が担ってきた知的活動も変化しています。その中で、名和氏が重要な能力として挙げるのが「インサイト」と「フォーサイト」です。
インサイトは、大局観を持ち、物事の関係性を捉える力。フォーサイトは、未来を考える力です。この2つは、10X思考が重視する空間的な広がりと時間軸にもつながります。
AIの進化を踏まえ、人間はどのような思考力を磨き、デジタルの力をどう活かしていくのか。今回の講義は、その問いを考える機会にもなります。
次世代リーダー・経営人材の育成にも活かせる視点
次世代リーダーや経営人材には、自分の担当領域だけでなく、事業や組織全体、さらには社会との関係を捉えることが求められます。
また、既存の課題を解決するだけでなく、将来の可能性を考え、答えが一つではない状況でも判断していくことが重要です。
そのための思考力をどう育むか。今回の講義は、ロジカルシンキングを基本に、さらに視座を高め、視野を拡げる人材育成を考える材料になります。
例えば、次世代リーダー研修や管理職研修では、講義視聴後に次のような問いをもとに対話することが考えられます。
1. 自分たちは、物事の因果関係を単純に捉えすぎていないか。
2. 自社の事業や組織を、より広い関係性の中で捉えると何が見えてくるか。
3. 従来の延長線上ではない未来を考えるために、どのような視点が必要か。
このような方におすすめです
● 次世代リーダーや経営人材の育成に携わる方
● ロジカルシンキングを基本に、思考力をさらに高めたい方
● システムシンキングやイノベーションに関心のある方
● AI時代に必要な人間の思考力を考えたい方
ロジカルシンキングを土台に、思考をさらに進化させるには何が必要なのか。名和高司氏が解説する「10X思考」第1回を、ぜひご覧ください。
講座概要
登壇者紹介
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京都先端科学大学教授
一橋ビジネススクール客員教授
名和 高司 氏
注意事項
・お申込いただいた方には、経営者や人事、企業の人材育成ご担当者を対象にしたオンライン映像講座などのご案内をお届けいたします。ご案内後、不要でしたら配信解除をお願いいたします。
・経営者・人事・企業の人材育成ご担当者を対象とします。同業の方、個人の学習目的の方のご参加はご遠慮いただいております。
・本映像講座の無料視聴は、事前連絡なしに終了する場合がございますので、予めご了承ください。